安楽寺について
安楽寺縁起
1570年(元亀元)に創建されました。この当時は、室町時代末期で、第15代将軍足利義昭の時代です。安楽寺は「大阪府全史」によりますと、1570年3月に建てられたと書かれています。
本堂につきましては、1729年(享保14)7月焼失、1733年(享保18)10月再建と伝えられておりましたが、今回の修復工事の際、正面の鬼瓦より、「太田安楽寺之寺、享保弐拾 乙卯 春分」「瓦師氷室村 窪田好成」と刻まれていた事、更に本堂南側の瓦にも「享保弐拾 乙卯 天壬3月 瓦師氷室住又兵衛」と刻まれてありました。
これらの事により、再建は1735年(享保20)であったように推察されます。また、これにより、現住職の先祖が、寺を受け継いだと思われます。
本堂再建の享保とは、江戸中期の徳川吉宗の享保の改革で知られた時代です。現在の本堂は、この1735年(享保20)10月に建てられた本堂で、安楽寺は創建から数えて2020年(令和2)現在、450年になります。
安楽寺沿革
1570年(元亀元) この年3月、安楽寺創建。
1729年(享保14) この年7月、本堂を焼失。
1735年(享保20) この年10月、焼失後の本堂を再建。現住職の先祖が入寺。
明治時代 一時的に公立学校の校舎として使用される。
1944年(昭和19) 太平洋戦争中の戦局悪化により、梵鐘供出。
1953年(昭和28) 安楽寺を宗教法人化する。
1980年(昭和55) 太田得生(現住職)、第21代目の住職に就任する。
住職と後継者のご紹介
太田得生(おおた とくせい)
茨木市太田安楽寺にて、1952(昭和27)年12月9日に生まれる。
龍谷大学文学部卒業。趣味は、二輪車、大型鉄道模型(127mmゲージ)の機関車作りなど。身長168センチ、体重65キロ、いたって健康。
太田得英(おおた とくえい)
安楽寺にて、1993年(平成5)2月2日に生まれる。
早稲田大学社会科学部卒業。
行事一覧
・日曜早朝礼拝(第1・第3日曜、午前6時30分より)
・永代経法要(4月の最終土・日曜、午後1時30分より)
・報恩講法要(10月の最終土・日曜、午後1時30分より)
・除夜の鐘・修正会他(400名程の参拝者あり)
・お骨(遺骨)供養法要(8月最初の土・日曜に開催)
・その他
その他
本堂内部の写真
法要などはこの本堂で行われます。また、ご連絡頂ければいつでもお参りのご用意を致します。
本堂
1735年(享保20)再建の本堂。
鐘楼堂
毎年お正月の除夜の鐘を衝くため、多数お越しになります。また、年越しそばを200食などを用意し、参拝者に喜ばれています。
永代供養者の札
1735年(享保20)本堂再建以降の永代供養者の札です。残念ながらそれ以前の札は、火災で失われました。
360°写真案内
本堂外側と境内の様子です。
本堂内の様子です。